副甲状腺とは
副甲状腺と骨粗鬆症の関係
副甲状腺は、甲状腺の左右の裏側に位置します。大きさはわずか米粒大ほどの4つの器官です。「副」がついていますが甲状腺とはまったく別の臓器です。
副甲状腺で作られる副甲状腺ホルモンは、骨からカルシウムを引き出して血液中のカルシウム濃度を調節する役割を担います。
カルシウムは、細胞の働きに欠かせません。副甲状腺のおかげで、血液中のカルシウム濃度は一定に保たれています。
副甲状腺機能のトラブルで招く症状
副甲状腺のホルモンが過剰になると、私たちの骨からカルシウムを引き出しすぎてしまい、骨粗鬆症を招く1つの要因となります。
そのほかにもさまざまな症状が現れます。
- のどの渇き
- 吐き気
- 食欲低下
- イライラ
- 便秘
- 筋力低下 など
また、これが長期間続いてしまうと
- 骨がもろくなる
- 尿路結石が起こる
などが起こります。
いずれも、副甲状腺の機能が高まり、血液中のカルシウム濃度が高すぎることで起こる症状です。